2006年02月19日

[SPECTER]今更ながら所感

本日ワンフェスがあることで思い出したわけではなかったが

先日、遂に「スペクター」のDVDを見ました。約40分程度の内容であったが、そこそこ出来が良いと言いたいが、続編ができたりしないと今一物足りない感じである。

単純な勧善懲悪ものだが

D.O.E.の目的は地球にやってくる凶悪な宇宙人(インベーダー)から地球を守ることである。スペクターの目的も殆どインベーダー抹殺以外余計なことがない。ここ最近の特撮を見ていると、余計なミッションが多く、すっきりしないものがあるが、スペクターに限ってはそれがない。
ただ、インベーダー抹殺が目的であるが故、冒頭に登場する無抵抗そうなおばちゃん(実は凶悪なインベーダー)でも一方的に攻撃して抹殺する。フルフェイスのマスクを付けてミッションを行っている寺崎はある意味悪役然としていた。しかも、目撃者の記憶を消去するなど、残忍さも否めない。

D.O.E.を騙るインベーダー出現

工事現場から発掘された謎の石柱を調べる研究者が出てくるのだが、博士の人は助手の手柄を横取りしたり、業務中に漫画を読んでいたり、果てにはインベーダーに協力する素振りを見せたりと、狡い男である。
そんな研究室に突如としてD.O.E.を騙る男が入ってくる。寺崎と一見似たような格好をしているが、実はこいつはインベーダーだ。どうやら、D.O.E.の存在はインベーダーの間でもよく知られているようだ。どうでも良いが、この偽D.O.E.男は俳優の筧利夫氏によく似ている。

凶悪なザングロス星人

この研究所を襲ったインベーダー(ザングロス星人という)は如何にも分かりやすい悪役だ。宇宙の遥か彼方からあの石柱を強奪しに来たという強盗だからかも知れない。本当の悪は、ここまで単純明快なのではないのが多い故、それを無理に描こうとしてきた仮面ライダーシリーズとは随分と印象が異なる。ヒロイン(博士の助手)に暴行を加えるというのも如何にもなものである。そして、ヒロインのピンチを察知したかの如く、ヒーローが登場する。ここまで来ると、ある意味しょっぱいヒーローショーだが、最近の仮面ライダーがそういう「しょっぱさ」を持っていないだけに、却って新鮮に映る。

油断した隙をつけ込まれるスペクター

一旦はザングロス星人の連中を快刀乱麻を断つが如く倒したのだが、博士が倒れたザングロス星人の背中に取り付けられていたものを弄ったお陰で、ザングロス星人が寄生生物に取り憑かれた形で蘇生してしまった。因みに、この時点で博士は寄生生物の触手で殺され、助手はザングロス星人に浚われている。

一方的にやられた後、必殺の一撃を喰らわす

寺崎は再びターボスーツを装着し、ザングロス星人のUFOが隠されている「地底」に向かう。UFOをドロイド形態に変形させ、スペクターを一方的に攻撃するザングロス星人だが、暫く戦っている内に、通信が繋がるようになり、必殺の武装を一発お見舞いする。それでも、ザングロス星人のUFOは破壊できず、最終的には、助手を乗せたバイクから光弾を一発発射し、UFOのコックピットのガラスを粉砕して漸くインベーダーを退治した。

あの助手は続編が出ればレギュラー化しそうな感じだ

その後、いつものように目撃者の記憶消去を行って、その場を立ち去ろうとするのだが、直後にアメリカでインベーダーが出現したとの情報が入る。D.O.E.は地域ごとに担当が分かれているので、こちらにはスペクターは向かわないようだ。
冷徹に見える主人公も、1人目のインベーダーを倒した後、次のインベーダー退治を言い渡されたとき、もう休みたいよっていうような感じで断りたがっていたりして、意外と人間的な一面もあったりする。
後、あの助手であるが、如何にも今後スペクターのヒロイン役として登場しそうな雰囲気がする。続編があればレギュラーキャラとしての登場が見込まれそうだ。
ついでに、キャプテンはゼブラーマンなのか?白黒着けようぜというような台詞もあるし、演じているのも哀川翔氏だし。

しょっぱいヒーローショーが新鮮だった

単純な勧善懲悪もので、敵も最初のおばちゃんが吸血異星人だったり、ザングロス星人は宇宙強盗だったりと、高尚さのない悪役ばかりで、その悪人を一方的に懲らしめるのがD.O.E.であり、スペクターである。ここまで分かりやすい勧善懲悪ものは寧ろ昨今では珍しい。
特に、仮面ライダーシリーズだと、正義も悪もないようなバトルロワイヤル(例:仮面ライダー龍騎)だったり、善意で人間を滅ぼそうとする連中との戦いだったり(例:仮面ライダーファイズ)と勧善懲悪ではないシナリオが多く溢れている。それはそれで良いのだが、やはり、そういうのは子供向けではない。一応、スペクターは対象年齢が低く設定されているため、流血シーンを無くしている。
正義は正義、悪は悪ということを正しく伝えるヒーローの原点に立ち返った作品として、私はスペクターを評価したい。


posted by 須藤雅史@多摩急行電鉄 at 12:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 特撮・TV・映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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