2006年06月10日

[村上ファンド]村上世彰氏逮捕される

遅蒔きながら

村上ファンドことM&Aコンサルティングの代表だった村上世彰氏が今週月曜頃、逮捕された。ライブドアのニッポン放送株取得に絡むインサイダー取引の容疑である。

「プロ中のプロ」が犯してはならないはずだが

村上氏が逮捕される前、記者会見を開き、ライブドアのニッポン放送株取得に関して、ライブドアの幹部から話を聞いたという事実を明確に認め、頭を下げた。「記憶にございません」を連発するような昔ながらの日本的経営者とは一線を画すような饒舌な村上氏であるが、「プロ中のプロ」ならば、ライブドアの幹部のニッポン放送株買収の話を聞いても、自らは絶対に動くべきではなかったのではなかろうか。基本がなっていなければ、株主総会等で幾ら偉そうなことを言っても保守的なオヤジ連中を変えさせることは難しい。

阪神電鉄絡みについて

私は鉄道ファンではあるが、正直、村上氏は阪神電鉄を乗っ取ろうとする気は元よりなかったと思えるので、冷淡だった。村上氏は阪神電鉄が保有する不動産などの価値を高く見ており、それに対する現在の株価が「割安」であると判断して、阪神電鉄株を買い、それを適切な株価にして売り捌くというシナリオで、利益を得ようとしただけに過ぎないからである。
尚、割安な株を買って、割高な株を売るというのは、株取引でよく言われている儲けの手法である。ただ、村上氏の場合、そこら辺のデイトレーダーと違って社会的な影響力があるため、事実上、村上氏が昔で言うところの仕手筋となって市場を荒らしているような状態なのだが(村上氏の動き自体が株価形成の要因とさえなっているからである)。

タイガース上場問題は鞘取りのために株を取得したことを隠蔽することが目的

また、阪神タイガース球団の上場についても、村上氏は球団やファン等の意見を無視してまでも強行しようとする気は元よりなかったと考えている。一応、星野仙一氏などと話し合いはしているが、私から言わせれば、鞘取りのために阪神電鉄の大株主になったことを隠蔽するための演技であるとしか思えない。だから、私はこの件に関しても動じなかった。村上氏が阪神電鉄に本質的に求めたのは「適正な株価」である。球団の上場などではない。それが証拠に球団の上場話など知らぬ間に雲散霧消してしまっているではないか(阪急HDとのTOB合戦でその後の状況が知られなくなってしまっただけかも知れないが)。

王の眠りは深い

2003年に放送された「仮面ライダー555(ファイズ)」には村上峡児(ローズオルフェノク)という登場人物がいるが、これはファイズに変身してオルフェノクと戦う乾巧(乾自身もオルフェノクなのだが)が最終的に倒すべき相手ではなかった(村上峡児は中盤で倒された)。
村上世彰氏はこのファイズの登場人物で言うならば、上述の村上峡児の立場である。本当に倒すべき相手は「オルフェノクの王」である。村上ファンド関連において、「オルフェノクの王」と言える人物はオリックスの宮内義彦氏である。宮内氏は村上ファンドを陰日向にサポートした人物としてよく知られている。もし、村上ファンドのような存在を日本から駆逐したいのなら、オリックスを倒さねばなるまい。
posted by 須藤雅史@多摩急行電鉄 at 15:57| Comment(0) | TrackBack(2) | 時事(国内) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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屁理屈にだまされるな
Excerpt: 元ライブドア幹部の宮内被告が村上ファンドの村上代表にだまされたと言っている。 村上代表は「投資家のために高い利回りを確保しなければならないので株を市場で売る。しかたないだろう」 こう..
Weblog: 幸せと健康とお金をつかむビジネスをするブログ
Tracked: 2006-06-10 21:53

阪神 阪急と統合
Excerpt: 村上世彰氏逮捕でM&Aコンサルティングが保有していた株は阪急へM&Aコンサルティング(通称村上ファンド)の阪神電鉄株を巡る大騒動が、検察によってニッポン放送株の件を蒸し返された、村上世..
Weblog: tomocky@岡山急行電鉄のブログ
Tracked: 2006-06-11 11:34
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