2006年08月03日

[王子製紙TOB]中東情勢とダブる製紙業界のTOB合戦

中東ではイスラエルがレバノンに侵攻しているが

イスラム過激派のヒズボラ掃討の大義名分で、イスラエルがレバノン領内深く侵攻しているという、国際情勢があるが、我が国内でも、時同じくしてこのレバノン情勢そっくりな動きが製紙業界で出ている。

業界トップの王子製紙のTOBはヒズボラ掃討目的のイスラエルだ

製紙業界のトップ王子製紙はイスラエルのレバノン侵攻とほぼ同じ時期に北越製紙買収に取りかかった。レバノンでも、イスラエル軍とヒズボラの部隊が激戦を繰り広げているが、製紙業界でも、王子製紙と北越製紙及び同業他社による激戦が繰り広げられている。差詰め、北越製紙はレバノンである。

一向に戦果が挙がらない状態

イスラエルのレバノン侵攻であるが、空爆を繰り返しても、成果がはかばかしくないと言う。地上戦ではヒズボラに地の利がある上、ゲリラ戦法でイスラエル軍を攪乱しているからである。
一方の、王子製紙の北越製紙買収であるが、こちらもまた、北越製紙サイドから激しい抵抗が行われている。既存株主に対し、無償で新株予約権の発行が検討されたり、三菱商事を引受先とする303億円の第三者割当増資を行うなど、まるでロケット弾やゲリラ戦法でイスラエル軍に激しく対抗するヒズボラ状態である。また、北越製紙の労組も王子製紙のTOBに対して反対を表明している。

独占禁止法抵触の恐れ

イスラエル軍はヒズボラの施設と誤ったのか、国連の施設に対して、空爆を行い、そこで従事していた中国人に死者を出した。当然、中国はイスラエルを非難する声明を出した。
上記と絡めるには些か無理があるが、王子製紙の北越製紙買収が進行すると、独占禁止法抵触の危険性が高いということが出ている

「国連軍」到着

中東レバノンの方にはまだ、国連のPKO部隊が来ていないが、製紙業界の方では、一足先に「国連軍」が到着した。日本製紙が王子製紙による買収を阻止する目的で北越製紙の株式取得を発表したのである。
ライブドアによるニッポン放送買収の時は、ソフトバンクがこの日本製紙に立場になったことがあったが、この時は「白馬の騎士」と言われていた。ただ、今回のTOB合戦がレバノン情勢に似ていることから、日本製紙は「国連軍(乃至はPKO部隊)」と言うことにする。

レバノンも北越製紙も決着は付くのか?

イスラエルとレバノンの戦争と王子製紙と北越製紙のTOB合戦、偶然にして、起こった2つの戦争だが、果たして決着の時が来るのだろうか?
posted by 須藤雅史@多摩急行電鉄 at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。